このすば ミニゲーム

C105 日曜日 東5-パ40a ですくせおりぃ

新刊委託
 このすば聖地に行ってみた

既刊
 ダブルクロス3rd 初心者解説リプレイ
 けものフレンズTRPG てーぶるちほーの大冒険
など

 おまけ:この素晴らしい世界に祝福を!のポストカードサイズのミニゲームを頒布予定。

C105ありがとうございました

 冬コミありがとうございました。おまけに配布していた「このすば」のミニゲームを公開します。


準備

 ダイス(6面体サイコロ)を4個(なければ代替としてスマフォのダイスアプリなど)
 えんぴつ(筆記用具)
 ゲームのシート(遊ぶ際にコピーをとっても良い)

ゲームの手順

① ダイスを振る

 仲間の人数だけダイスを振ります。はじめはカズマとアクアの二人なのでダイス2個(2D6)になります。ダイスの振りなおし効果を使う場合はここで好きな数だけ任意のダイスを振りなおせます(1回で2個とか3個選んで振りなおしが可能です)。

②ダイスをアクションに配置する

 振ったダイスの出目はそのままにアクションのマスのどこかにダイスを置きます。同じマスには1個までです。

③アクション実行

 ダイスを置いたマスの効果を処理していきます。処理の順番は任意で構いません。

アクションの種類

  • 収穫
  • 箱詰め
  • 攻撃
  • キャベツ鑑定
  • 宴会芸

 とキャラクタースキルを実行するための

  • エクスプロージョン
  • ターンアンデト

 があります。

例:ダイス2個を振って[2]と[3]の目が出たとします。
収穫に[2]を置いて、攻撃に[3]を置くことにします。
収穫の効果で2マス分のキャベツに〇印をつけることができます。
攻撃は初期から出現しているレッサーキャベツに攻撃を実行して❤マークに✕を3つ。

④エネミー

 出現しているエネミーが反撃してきます。キャベツの収穫数が出現条件を満たすとエネミーが増えます。ライフ❤をすべて✕にできれば討伐完了で反撃がなくなります。
 エネミーからの反撃が発生したら反撃数の合計だけ、味方の❤かキャベツ畑のキャベツに✕をつけなければなりません。

⑤レベルアップ処理

 仲間の欄の▢か仲間にしているキャラクターのスキルの▢から任意に2箇所チェック☑が入れられます。

仲間蘭の☑が埋まると仲間の人数が増えてさらに横のスキルの欄にも☑ができるようになります。
スキルの☑が埋まるとその効果を得られます。一部スキルはアクションの際にダイスを置くことで使用するものもあります。

⑥繰り返し

 ①~⑤を終了条件まで繰り返す。

  • キャベツ全てに〇か✕がつけられる
  • 仲間のライフが全て✕がつくと敗北で終了(得点は0)

得点計算
 終了したら最終得点を計算する。
 〇をつけたキャベツの数とエネミー討伐した際の討伐得点、箱詰めボーナスの得点を合計する。

ゲームルール補足

●仲間のライフ

 キャラクターの枠に❤で記載されている。ライフを全て✕すると仲間の人数が減少し、そのキャラクターの右横に並ぶスキルが使用できなくなる。
 シュワシュワの効果でライフが回復(✕を消すか、新たに❤を書いて表示してもいい)すれば人数やスキルが戻る。

●スキル

 使用可能になったスキルは任意のタイミングで使用できる。常に効果を発揮するものは効果を採用してゲームを処理すること。
 使用■すると☑を塗りつぶすタイプのスキルは1回使用する毎に☑されたボックスを黒く塗りつぶし、全て塗潰されたら使用できなくなる。

 アクアの祝福ははじめから☑が入っているので一つ塗潰すと1回、振りなおし効果が使用できます。

●エネミーの反撃

 出現したエネミーの反撃数を合計する。その数だけライフか畑に✕をつける。その際はどのキャラクターやキャベツにいくつ✕をつけるかは任意に割り振って良い。
 キャベツに✕をつける際はサイコロを振ってランダムな位置に✕をする。左端から1~6と縦横を対応させ、ダイスを2個振り縦と横の交点に✕をつけそこから反撃数の数だけ任意に上下左右✕をつける。すでに✕の時はその先につける。〇印にも✕はつくが箱詰めされていたら✕はつけられない。

キャべツの収穫と箱詰め補足

 指定されたマス目が隣接するように〇をつける。2マスなら〇〇というふうになり〇✕〇のようにマスを飛ばせない。
 既に〇がついている部分と重ねても良いが得点的には変化がない。◎とかにはならない。
 〇の上から✕はつけられるが、✕を〇に変更はできない。
 
 箱詰めは四角く囲む必要があるため

  ┌───┐┌───┐
  | 〇〇 | | 〇〇 |  のように2,4,6個詰めになる。
  └───┘ | 〇〇 |  箱を重ねて囲むことはできない。
  2個  └───┘
     4個

冒険企画局×紅茶シナリオ集 ブック オブ TRPG -Adventure- 参加

紅茶うさぎさん主催の冒険企画局×紅茶シナリオ集 ブック オブ TRPG -Adventure-にシナリオを寄稿しました。

わ~いお茶。byおちゃのこSTUDIO ゲムマゲームマーケット2024秋新刊です。
冒険企画局システムが30本もあります。

私は可愛くって妖しい魔女と戦うギルティウィッチーズのシナリオを書きました。


ホラーアクションRPGブラッドムーン ギルティウィッチーズ
ティーカップに満ちるは、薔薇色」

“お茶会は淑女の嗜み、紅茶とスイーツを楽しみながらおしゃべりをする。時折、ヒミツも零れちゃう”
 あなたたちの大切な紅茶店に薔薇を纏った傲慢の魔女“ラ・ヴィ・アン・ローズ”が現れた。彼女の魔法は紅茶を人の姿に変え、さらに店員たちのイケナイ願望を叶えはじめる……。

ゆうやけこやけ合同シナリオ集 みんなのひとつなまち に参加

つくも水軍 主催の「ふしぎもののけRPG ゆうやけこやけ」のシナリオ集へ参加しました。


私が書いたのは「ミシンと変化でファッションショー」というシナリオになります。

シナリオ名:ミシンと変化でファッションショー
作者:黒兎そよ

変化だってお洒落したい! 一つ名町に住む兎のあまみはおしゃれ好き。ある日、捨てられた新品同然の洋服を見つけて大喜び。でも服はブカブカ……どうしたら自分たちに似合うようにできるかな?

 シナリオ集の企画段階で基本ルールブックの舞台「一つ名町」で遊ぶことが前提だったので、公式NPCたちと変化たちの着せ替え遊びをしようという発想から書きました。


夏コミで是非ともよろしくおねがいします。

アイオニア・コンストラクション

コンストラクション

 アイオニアのキャラ作成、意外ととっつきにくいというか古めかしい点数割り振り制。いわゆるフルスクラッチ方式だが、もう少し手軽に作成する手段としてコンストラクション方式を提案してみたい。点数を逐一計算してではなく技能をいくつ、特技をいくつのようにあらかじめ決められた数のデータを取得してキャラクターを作成する。他のTRPGでは定番の手法だ。

技能と特技習得

  1. 一般技能を6つ得る :60点
    • その中から専門技能を4つ得る :20点
  2. 特技を4つ得る :20点
  3. 武器を1~2つと防具を1つ取得する

 以上で経験点100点のコンストラクションとなる。キャラクターメイクの際はP77職業を参考に取得する技能や特技、持ち物を決めると良い。経験点が足りない場合は以下の方法で追加の経験点が取得できる。

弱点と傷痕による経験点取得

 ペナルティABCのどれかまたは複数を得る代わりに以下の効果を得る。(ルールブックの追加点20点までの部分)

  • A:弱点1つを得るかわりに一般技能を1つ得る
  • B:傷痕5点上昇させて専門技能を1つ得る
  • C:傷痕5点上昇させて特技を一つ得る。

キャラメイクに関するオプション

 割と初期PCはシビアなので。キャラクターに経歴を与えることで専門技能と特技を合わせて2つ追加しても良いというオプション。これで初期110点スタートみたいなもんよ。適当にPCに経歴とエピソードを考えてそれらしい専門技能を2つ得よう。

  1. 種族にまつわる経歴
    • 各種族らしい技能とそれを取得したエピソード
  2. 職業にまつわる経歴
    • 自らの職業に関する技能と職業エピソード
  3. 家系にまつわる経歴
    • 一族や祖先に関する技能と両親、兄弟などのエピソード
  4. 地域にまつわる経歴
    • 住んでいる地域に関する技能と街や村のエピソード
  5. 幼年期にまつわる経歴
    • 幼い時に得た技能とその時代の思い出エピソード
  6. 信仰にまつわる経歴
    • 信仰に関する技能となんらかの啓示などのエピソード
  7. 学問にまつわる経歴
    • 学問や教育に関する技能、研究などのエピソード
  8. 恐怖体験にまつわる経歴
    • 恐ろしい出来事の中で得た技能、事故や事件などのエピソード

 ここまで書いて、コンストラクション方式もそこまで便利でもないなと思ってしまったので、キャラメイクの手法をまとめたりガイドしたりする必要もありそうだ。新種族の作り方とかね。

追加特技案

 特技を増やしても良いとルールブックにあったのでいくつか提案。

重装戦士の心得 ー戦術

  • あなたは常日頃から肉体を鍛え、重い装備を身に着けた状態での運動技術を磨いている。
  • あなたが大型白兵武器または重装防具を装備している際、荷重ペナルティを以下に変更する。
    • 荷重11以上 軽度の荷重ペナルティ
    • 荷重16以上 重度の荷重ペナルティ
  • この特技は一般技能《運動》と専門技能《白兵:大型白兵武器のいずれか》を取得していないと取得できない。
  • 体格が小さいキャラクターは追加経験点5点を支払わないと取得できない。

古代魔術の詠唱:(魔術特技の名称) ー魔術

  • あなたは古代魔術の詠唱、儀式、触媒などを研究した魔書の断片集「棄星の魔導書」(アーティファクト)の一部を読み解き魔術をある程度安全に利用できるようになった。
  • この特技は繰り返し何度も取得できる。取得の際に《古代魔術の詠唱:(魔術特技の名称)》と書き換える。指定した魔術特技を使用する際にこの特技の効果が発生する。別の魔術特技を指定したい場合は新たにこの魔術を再取得する必要がある。
  • あなたが発動にストレスチェックを必要とする魔術を使用する直前、専門技能《知識:魔術》による判定で難易度(10+発動させたい魔術で増えるストレスの値)に成功するとストレスチェックを免除できる。ただし判定に失敗すると魔術は発動せずストレスを(3+発動させたい魔術で増えるストレスの値)点受けた後、ストレスチェックを行わなければならない。
  • この特技は専門技能《知識:魔術》と指定した特技ー魔術を取得していないと取得できない。

怒りの精霊の憑依 ―特徴

  • あなたには怒りの精霊が憑いている。時に自らの意思を蝕み狂暴化し周囲に破壊をまき散らす。
  • あなたは戦闘(流血沙汰などの荒事でも)に遭遇した際に特殊なストレスチェックを1d50で行う。失敗した場合、「暴走状態」となり以下の効果を受けた状態で敵味方問わずに攻撃の対象として行動する。
    • 「暴走状態」中は《白兵:任意》判定による攻撃のダメージに(現在の傷痕/10)点追加する。(端数切捨て)
    • 「暴走状態」中はリアクションでは「反撃」しか行えない
    • 「暴走状態」中はラウンドの終了時にダメージを1点受ける
  • 「暴走状態」になった次のラウンドからあなた以外のキャラクターがインスタントを消費して怒りを鎮めるように語り掛けると通常のストレスチェックが行え、成功すると「暴走状態」が解除される。
  • GMの裁定した状態になった場合(敵対NPCとの戦闘終了や自身の戦闘不能など)に「暴走状態」は解除される。
  • この特技は弱点:狂暴化(精神的後遺症)を取得していないと取得できない。

苦痛耐性 ―特徴

  • あなたは他の人よりも痛みに強い。それは戦闘経験や特訓によるものや、種族など生来の要因からかもしれない。
  • あなたは「短時間に5点以上ダメージを負った際のダメージチェック」を「10点以上のダメージ」に変更する。
  • この特技は傷痕10点以上でなければ取得できない。

決死の覚悟 変更

 《決死の覚悟》を特技ではなく死亡時の特殊行動として位置付ける。この変更を用いる場合は特技として取得する必要なく、全てのPCが使用できる。

 このゲーム判定が渋いので、いかに特技で後押しできるかが肝。レベル格差というよりは特技格差がでかい。実はデータゲームに慣れた人向けの設計なのでなんとか特技やオプションにして誤魔化して行こう。

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てるてるRPGシナリオ「ブローチと真っ暗悪魔」

 「ブローチと真っ暗悪魔」は「遥 唯祈」@HAL_2002さん作の「てるてるRPGてるてるRPG|ティス・トゥルーのシナリオです。突発的に書いたのでちょっと本来のルールと運用が違うかもしれませんが、なんとかアレンジしてみてください。基本と応用(キーワード)などで遊べると思います。

ブローチと真っ暗悪魔

■0 お話のはじまり

あるところに小さな王国がありました。
そのお城には好奇心旺盛な王子様がいました。
ある日の事、王子さまはお城から抜け出して怖いカイブツが住むという真っ暗な森へと探検にでかけました。カイブツなんてへっちゃらと思っていた王子様ですが、とつぜん現れた金色の目に驚いて逃げ出してしまったのです。

お城に戻ると大事なブローチを森に落としてしまった事に気が付きます。

王子「困ったなぁ、あのブローチは誕生日に貰った大切なものなのに」

お城から抜け出したことがばれた王子様は王さまに叱られて森には出かけられなくなりました。そこできみたち冒険者の出番となったのです。

王子様(の使い)はきみたちにブローチを見つけてほしいとお願いしてきます。
みんなは助けてくれるかな?

  • ブローチを取り戻してくれたら王子さまはご褒美の宝をくれると約束します。
  • ブローチは暗闇の中でもほのかに青く光る不思議な宝石がはまっています。
  • 「暗闇を照らす灯り」は不思議な魔法の灯りで水にぬれても消えないよ。

→いいよ
 ありがとう。森の中は暗くてあぶないから「暗闇を照らす灯り」をあげるね。

→やだー
 そんなことを言わずに助けてあげて、王子様はえんえん泣き出してしまうよ。

 →いいよ
 ありがとう! 王子さまは泣き止んで「暗闇を照らす灯り」をくれるよ。
 →やだー
  ほんとにダメ? どうしたらやってくれるのかな……王子さまは泣きながら帰って行ってしまうよ。

 王子様のお願いを受けたらもう一度、みんなのキャラクターを確認しよう。

■キャラクターの自己紹介

  • 冒険にでかけるきみたちはどんなキャラクターかな?
  • 自己紹介をしてみよう。
  • キャラクターの名前は?
  • どんなクラスを選んだの?

自己紹介が終わったら冒険にでかけましょう。

■1 森へ入ると

 森へとはいっていくと昼だというのに真っ暗です。王子様のくれた「暗闇を照らす灯り」で明るくなった所は見えますが、遠くは暗くて見えません。
「ホーホー」と森の中から声がします。何の鳴声でしょうか?
まほうつかい:知識 シーフ:ワナ/カギ 

実際にフクロウだと分かれば「正解だよ」と次の描写に。

誰も分らなそうなら「シーフ」の人に手を挙げてもらいましょう。
シーフならとっても耳が良くて暗い中でも人一倍目が良いのでわかります。あれは「フクロウ」の鳴声です。

明かりを向けると木には金色の瞳のフクロウが止まっています。フクロウの口にはなんと青く光る「王子様のペンダント」が咥えられていますよ!

フクロウはそのまま森の奥の方へと飛んで行きます。みんなで追いかけましょう。

(もし、フクロウを弓矢とか魔法で撃ち落とそうと言われたら、暗闇だし音もなく飛ぶフクロウを狙うのは無理で今はフクロウの金の目とペンダントの光をおいかけるしかないよ! と説明しましょう)

■2 倒れた木

 森を進んでいくと鬱蒼と茂った草木が倒れて道を塞いでいます。回り道をしていたらフクロウを見失ってしまうかもしれません。こんな時、力持ちの「せんし」なら木をどかしたり、剣や斧で道を切り開いて進めるのに!

→「せんし」の人に手を挙げてもらいましょう。
 木を持ち上げたり、持っている武器を使って道を切り開けます。

■3 不思議な扉

 きみたちがフクロウを追って進んでいくとフクロウは岩山の小さな穴の中へと入っていきました。その穴の下にはきみたちが入れるくらいの大きさの固い鉄の扉があります。
 固すぎて剣では歯がたたないでしょうし、鍵穴も見当たりません。しかしなにやら「魔法のことば」が書いてあるのがわかります。

→「まほうつかい」の人に手を挙げてもらいましょう。
 まほうの呪文を唱えれば扉の文字が光輝いて勝手に開きます。
 (定番呪文はオープンセサミーでしょうかね?)

 扉の先は洞窟になっています。

■4 洞窟の中

 洞窟の中をしばらく進むと石壁から生えた蛇口からぴちゃりと水の音とともにゼリーの「モンスター」があらわれたよ!
 ゼリーはみんなを飲み込もうとおそってくる。「モンスター」を追い払えるのは誰かな?

→「せんし」 武器でたたかってゼリーをぺしゃんこにしたよ!

追加ルール③「なかまと力を合わせてみよう」

 他のクラスでももしかしたら活躍したい子がいるかもしれない。そんな時は『壁の蛇口から次のゼリーが落ちてきてぺしゃんこのゼリーが復活したよ! せんしだけでは手がたりないかも! みんなも手伝おう!』と追加してみよう。

→「まほうつかい」 「蛇口から出る魔法の力でゼリーがやっつけられない」と分かる。
→「シーフ」 蛇口のワナを解除して蛇口を締めるとゼリーは力が弱くなる。
→「せんし」 蛇口が閉まったならゼリーをやっつけられるよ。

■5 石の部屋

 ゼリーをやっつけて進むと、壁や床が綺麗に整えられていて石でできたお部屋になっているよ。
 その部屋の真ん中の椅子にフクロウが止まっていて、キミたちがやってくるとフクロウは人の姿に変身する。フクロウの正体はまほうつかいのおじいさんだったのだ。

フクロウ/おじいさん「ホーホーホー、よくやってきた。きみたちは勇敢なぼうけんしゃのようじゃな」と話しかけてくるよ。「ブローチをお探しかな?」

 →そうだよ。
 「ブローチはワシが持っている。しかしタダでは返せない。じつはワシも困っていることがあってな。森を真っ暗にしている悪魔を退治したいんじゃ」

 悪魔を退治してくれるかな?

 →いいよ
  それは助かる。あくまはこの洞窟の先に居て森の中の「昼」を食べて「夜」にしてしまうんじゃ。

 →やだー
  ではブローチは諦めてくれんかの。
  →いいよ。
   助かるのぉ。

(まほうつかいのおじいさんから力づくで取り戻したり、騙そうとするとフクロウになってまた何処かへと飛んで行ってしまうかもよ? と説明してみよう。)

  • おじいさんは森でひっそりと暮らしていたまほうつかい。
  • 悪魔が昼を食べるせいで森は真っ暗になり、おじいさんも困っている。
  • 真っ暗なままだとあぶないカイブツが増えてしまう。

おじいさん「悪魔がひるんだら、悪魔の口に「灯り」をほおりこむんじゃ。そうすれば悪魔を退治できるからのぉ」
と最後に伝えましょう。

■6 昼を食べる悪魔

 きみたちがお願いを聞いてさらに洞窟の先へと進むと辺りは水晶でできた道へと変わります。(水晶は白く透き通った宝石だよ。)手に持った灯りを照らすとキラキラします。
 そんな中、黒い水晶が現れます。そして次の瞬間―― 

悪魔「おまえたち、そのキラキラをやめろー!」
と黒い水晶の塊から出て来た真っ暗な悪魔がきみたちにむかって怒鳴ってくるよ。

怒鳴り声は「魔法の力」を持っていて「魔法のバリア」を張らないとみんなは怖くて力がぬけてしまうかも!?

 →「まほうつかい」が手をあげてくれたら、みんなを守るための「魔法のバリア」がはれるよ。

悪魔「まほうつかいがいるのか! それなら手下たちに襲わせるまでだ!」
 悪魔が足元の宝箱の鍵を開けると中から「オオカミ」がとびだしてくるよ! 牙を受け止められないと食べられちゃうかも!

 →「せんし」が手をあげてくれたら、襲い掛かるオオカミをおいはらうことができるよ。

悪魔「宝箱の中にはまだたくさん手下がいるんだぞ! おまえたちがいつまでもつかな!」
 悪魔の足元の宝箱のフタをしめて鍵を掛けられれば手下を閉じ込められるかも!

 →「シーフ」が手をあげてくれたら、悪魔に気が付かれず宝箱に鍵をかけられる。

悪魔「俺様の手下が閉じ込められた!? おのれ~今度は俺様が相手だ!」
 悪魔がきみたちにおそいかかってくるよ。
 悪魔はとってもつよいけど、どうしたら退治できるんだっけ?

 →「灯り」を口にほおりこむと答えてくれたら、それを実行しよう。

 →なんだっけ?となったら「まほうつかい」の人に手を挙げてもらおう。まほうつかいは悪魔の弱点が「灯り」だとおじいさんが言っていたのを思い出せるよ。

→「せんし」「シーフ」 悪魔を脅かしたりして「灯り」を口の中に放り込む役をやってもらおう。

■7 悪魔が消えていく

 悪魔「わー灯りを食べちゃった! 俺様は灯りを食べるとここには居られなくなるんだ~。わー!」と叫びながら悪魔はどこかへと消えて、黒い水晶が白い水晶に変わって行きます。
 やったね。悪魔を退治できたよ!

 悪魔が退治されていなくなると、フクロウが飛んできて「悪魔を退治してくれてありがとうのぉ。これは約束のブローチじゃ」ときみたちにブローチを返してくれましたよ。

 さぁ、ブローチを王子様に届けましょう

■8 お話のおしまい

 きみたちはブローチを取り戻してお城にもどったよ。
 王子様にブローチを返してくれるととっても喜んできみたちに「ありがとう! このブローチは父上や母上から貰った大事なものだったんだ」と感謝する。

 悪魔を退治してとっても活躍したきみたちは国でも評判のぼうけんしゃだ。
 そしてもちろん、王子からもご褒美を貰えたよ。


めでたしめでたし

おわりに

 本シナリオは自由にセッション利用して構いません。その際、アレンジも可能です。実際に遊んだセッションは「てるてるRPG」の二次創作として扱いますので、「てるてるRPGの使いかたとお願い」を必ず確認してください。

作者様Post